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Fino dell'Autunno

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foto: Nov 12 2007 Bologna, Italia

巨匠の作品って時々よくわからないモノがあります。

大学時代に見た映画の中でというか、今まで見てきた映画の中で
いちばんよくわからない映画はなんと言っても、イタリア映画界が誇る
巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の「ヴェニスに死す」に尽きます。はい。

なぜ見たかというと、マーラーの交響曲第5番の第4楽章アダージェットという
名曲中の名曲が、「ヴェニスに死す」の中で非常に効果的に使われている、
ということを知ったので見ることにしてみたのです。

ちなみにヴィスコンティはイタリアの貴族の末裔で、
映画の監督もこなせばオペラの演出もやる。
オペラ演出家としても傑出した人物だったのです。
(マリア・カラスも彼の演出でよく歌っていた)

どんだけ素晴らしい作品かわくわくしながら見たのですが、
最初から最後まで、というか話が進めば進むほど意味がわからない。

映画そのものは全く意味が分からなかったけれど、
ラストシーンの類まれな映像の美しさと、マーラーの音楽の重ね合わせ方は、
巨匠の非凡な才能を強烈に感じるところでした。

後日、名作と言われている映画があまりに理解できなかったので
大学のイタリア語の先生(かなりの映画通)に相談しに行くと、
「理解できないのが普通だと思うよ」と肩をたたかれました。

それ以来僕は、あの映画はなんだったのか?を時折考えるようになり、
友人知人にお勧めの映画があるといっては「ヴェニスに死す」を見せて
「意味がわからん」という反応が返ってくるのを腹の中で楽しみ、
共感する人を増やしてゆくことにもなりました。

いつまでたっても答えが見つからない作品のようでしたが、
ある日知人とこの映画について話していると面白いことに気が付きました。

美しいものを純粋に捉えられることができる人は、
男であるとか、女であるとか、人間であるとか一切の垣根がなくて、
あるものの美しさだけを見つめることができる人もいる。

そういう観点でこの映画を考えると案外考えられる世界なのかもしれません。
考えに考えて、少しだけ巨匠の世界が理解できるようになったのでしょうか。
だからといって、結局はよくわからない世界なのですが。




追記

写真はレジデンスの前にある公園にて。
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by hiro_bl | 2009-03-31 01:04 | Bologna

Marito e Moglie

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foto: Nov 11 2007 Bologna, Italia

Moglie: Là!

Marito: Dov'è?
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by hiro_bl | 2009-03-30 01:22 | Bologna

Alla Fine di Caffè

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foto: Nov 11 2007 Bologna, Italia

珈琲を飲み終える時って、砂時計の砂が全部落ちてしまう瞬間のようで、
楽しい時間も終わりですと誰かに告げられているようで少し切ない。

珈琲一杯に対する思いは並々ならぬものがあるので、
珈琲が美味しければ美味しいほど、飲み終えるのが惜しくなる。

幸いイタリアではほとんどのお店がエスプレッソマシンを使っていたので、
そんなに当たり外れなく美味い珈琲をいただくことができました。

美味しい上に珈琲の値段が安い。エスプレッソなら1ユーロもしないし、
カプチーノでも高くて2ユーロくらいだったと思います。

カフェやバールの種類も実に様々で、
その日の気分で行くカフェを選んでいました。




追記

日本でもバール文化が浸透してきていますが、カフェの入れ方が
少しというかかなり丁寧ですね。カプチーノに描く絵なんて
イタリアのカフェではほとんど見ることができません。
丁寧できれいなカプチーノはありがたいのですが、
だいたいどこのカフェに行ってもカプチーノって500円くらい。
イタリア価格で慣れていた僕には少し高く感じます。
年内にエスプレッソマシンでも購入しようかな。
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by hiro_bl | 2009-03-29 03:00 | Bologna

Ugo Bassi

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foto: Nov 11 2007 Bologna, Italia

ボローニャの目抜き通りのひとつであるウーゴ・バッシ通り。
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by hiro_bl | 2009-03-28 03:10 | Bologna

Portico #12

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foto: Nov 11 2007 Bologna, Italia

好きな散歩道のひとつにポルタ・サン・フェリーチェのバス停から
ボローニャの二つの塔まで歩くコースがありました。

ポルタ・サンフェリーチェというのはボローニャ旧市街地の
一番端っこにある大きな門のこと。

旧市街地が始まるということは昔の味わいのあるポルティコが
始まるわけで、そこから歩き始めるのが好きでした。

写真に写るようなポルティコがどうしてこれほどまでに好きなのか、
ちょっと説明ができないほどです。

ボローニャにポルティコが張り巡らされていなければ、
好きになることも住むこともなかったのかもしれません。




追記

昔々ボローニャはヨーロッパの他の都市と同じく城壁に囲まれた街でした。
城壁はかなり昔に取り壊されて環状道路になっているので残されていませんが、
大きな門だけはところどころに現在も残されています。
その大きな門の内側と外側では街の雰囲気もかなり違った感じになっています。
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by hiro_bl | 2009-03-23 23:44 | Bologna

Portico #11

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foto: Nov 09 2007 Bologna, Italia

ボローニャでもジャズとクラシックはよく聴いていました。

散歩しているときに、iPodでマイルスやコルトレーンを聴いていると、
目に入るボローニャの景色と彼らの音楽がセッションしているようでした。

ボローニャ歌劇場でヴェルディやロッシーニのオペラを見ていると、
本場讃岐うどんを香川で食べている時のような絶対的な説得力を感じたり。

いつも聴いている音楽も場所が変わればその印象も変わるものだなと、
当たり前のことかもしれないけれど、そんなことに深く感心していました。



追記

僕が好きなジャズプレイヤー、クラシック演奏家はほとんどがあの世にいる方ばかり。
ジャズもクラシックの録音も50年代~70年代の演奏にかなうものはないと思う。
今の演奏も悪くはないけれど、どれもこれも先人たちの二番煎じといった感じ。
なぜ、あの時代の演奏者はあれだけの音楽を残すことができたのか、
理由はたくさんあるだろうけど、はっきりした答えはまだ見つかりません。


あ、写真はあの本屋のポルティコです。
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by hiro_bl | 2009-03-21 23:59 | Bologna

Autumn in Bologna

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foto: Nov 09 2007 Bologna, Italia

ここもボローニャでお気に入りの風景。

石畳の道にレンガ造りのアーチの組み合わせが何とも素敵なところです。





追記

当分イタリアには行けそうにもないので、しばらくイタリアに関する書籍で我慢の日々です。
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by hiro_bl | 2009-03-20 19:03 | Bologna

Torre con Orologio

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foto: Nov 06 2007 Bologna, Italia

マッジョーレ広場にある時計塔。

イタリアというかヨーロッパには時計塔がたくさんある。

広場に教会にといろいろなところで時を刻んでいる。

一時間ごとに鐘の数でわれわれに時を知らせてくれる。




追記

日本で時計塔というと真っ先にイメージするのは銀座和光の時計塔。
(映画「ゴジラ」でゴジラに破壊されたことでも有名)

イタリアではなぜだかわからないけれど、
薬局の看板で日にち、時間、気温を知ることができる。
今思えば結構便利な看板だったと思います。
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by hiro_bl | 2009-03-19 00:24 | Bologna

Portico #10

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foto: Nov 03 2007

ここはマッジョーレ広場に面しているポルティコ。
おじいさんの目線の先にはサン・ペトローニオ大聖堂があります。

ポルティコの下にはオープンカフェがあって、
広場を眺めながらのんびり過ごす人たちで賑わっている。

そうそう、マッジョーレ広場に面しているオープンカフェは
確かカフェの値段が他に比べると少し高かったような。

それだけマッジョーレ広場はボローニャ市民にとって
贅沢な空間だといえるのかもしれません。




追記

初めてイタリアで見た映画は「ミスター・ビーン(ジョニー・イングリッシュ)」。
イタリアでは字幕ではなくイタリア語の吹き替えが当たり前。
ミスター・ビーンもイタリア語を話していたから余計におかしかった。

次に見た映画は「マトリックス・リローテッド」。
これもキアヌ・リーブスが渋すぎる声でイタリア語を話していたけれど、
ストーリーが難しすぎてイタリア語では何を言っているのかさっぱりだった。

驚いたのは映画の途中で休憩が入ること。
何の前触れもなく唐突にフィルムが途切れ、場内が明るくなる。
イタリア人の友人に「どうしたんだ?」と尋ねたら、
「フィルムの交換で休憩だよ、日本でもあるだろ?」という。
日本じゃそんなことないからほんとに驚いた。

一説にはフィルムの交換のための休憩といわれているけど、
イタリア人は長時間座ってられないという説もある。
なるほど、プッチーニの蝶々さんの初演版は後半の2幕が長すぎて
不評だったから2幕をふたつに分けて現行の3幕版が誕生したとか。
考えられないこともない。
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by hiro_bl | 2009-03-17 23:50 | Bologna

Portico #9

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foto: Nov 03 2007 Bologna, Italia

ボローニャで一番お気に入りのポルティコ。
本屋さんの看板がこのポルティコの品格を上げているように思う。

「 LIBRERIA A.NANNINI 」(A.ナンニーニ書店)。

たったこれだけしか書かれていないごくごくシンプルな看板なんだけれど、
この看板がなかったら一番お気に入りのポルティコではなかっただろう。





追記

最近イタリア語を忘れないために、
イタリア語がわかる友人にはイタリア語でメールを送っています。
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by hiro_bl | 2009-03-15 23:49 | Bologna